ある企業のアクションラーニングが先週最終発表でした。
結果は3勝1敗1引き分けと言うところでしょうか。いくつかの提言は、多少姿を変えながらも実行される可能性がでました。

特にあるチームは海外事業の具体的なターゲット市場を定義し、実際にその市場のお宅を6カ所訪問して商品を使用しているところを観察して来ました。P&Gの「Living In」ほどではないですが、エスノグラフィーの手法を使った調査を行い、その観察から発想した商品コンセプト提示と、流通のパートナー、現地生産のパートナー選定までをプレゼンテーションしました。

また、あるチームは新製品導入のための専門部隊の設置やマーケティングのステップの改善などを提言し、これも実行の目処が立ちました。

携帯と買い場を結びつけ、ソーシャルメディア活用したマーケティング3.0実行を提言したチーム。企業文化を革新するため、近年話題になっている「討論型世論調査」を企業活動に取り込む試み。通信販売と店頭販売の顧客ベースを上手く使って顧客の生涯価値を上げる提言。

全てのチームの発表はこれまで8ヶ月かけてたどり着いた、真摯に改革を願う物で役員の方々の議論を誘発しました。なにがしかのひっかかりがトップの心に残り、いつか今日の提言が実務に活かされていくことを祈るばかりです。

その結果は満足すべきものでした。でも一番嬉しかったのは最後の日にある参加者から頂いた手書きの手紙でした。そこには、

本当に会社のためになることは何なのかという視点で仕事をしてくことは、例え周囲と軋轢があっても、会社にとっても自分にとっても悪いことではない。こんな入社時に感じていたはずの気持ちを取り戻すことができた。 という感謝のことばが書かれていました。