column コラム

名古屋商科大学ビジネススクールでの初講義

本日、名古屋商科大学ビジネススクール(Nagoya University of Commerce & Business) での初めての講義を行いました。講座名は「Business Presentation &Negotiation」です。このMBAのコースは日本で珍しいウィークエンド型で、毎週末の土日を使ってMBAの資格を取得できる為、通常では通学し難いビジネスパーソンでも参加できることが人気です。講義も東京、名古屋、大阪の3極で行っているのはとてもユニーク。 本日は課題解決法、その最終手段としてのコミュニケーション、プレゼンテーション、交渉術のスキルについて講義しました。次回はケース討議の後にチームでケース企業のトップ向けプレゼンテーションをシミュレートするのと、個人ごとに英語でプレゼンテーションをしていただきます。 8時間近く連続で講義したのでいささか疲れました。他のビジネススクールでは90分1コマで毎週15回行う内容を2日X2週末 計4日で行うので、講師、受講者ともにハードではあります。ですが、根をつめて討議と実践プレゼンテーションに入るので、一気に知識レベルを上げることができます。その後のすべての科目でクラス討議やプレゼンに使えるスキルなので、これも1つのやり方かなと思います。 このNUCBの施設や設備は最新で、極めて快適。18年前に、自分がスイスのMBAコースに初めて出席した感激が思い起こされました。近代的で学習するためにうまく設計されていて、こんなところで学べる喜びを感じたものでした。今回は教えられる立場から教える側になったことの感慨が湧いてきて、参加者にできうる限りのラーニングポイント持ち帰ってほしいと切に願いながら講義しました。私が今までいろいろな方から頂いたものを、こういった形で若い方に返す循環の意義を深く感じました。