4月のボナ・ヴィータの事業、業務を振り返ってみると、通常の企業研修や企業プロジェクトが少なく、新潟市の都市政策研究所のコンサルテーションと、東京大学エグゼクティブ・マネージメント・プログラム、名古屋商科大学 ビジネスクールなど、公の仕事がほとんどでした。

それらの活動は、営利というよりはどちらかと言えば社会に対する還元、恩返しといった意味合いが強いものですが、それぞれに私にとって得るものが大きいと感じています。

新潟市のプロジェクトは、昨年
「食と農のブランド戦略」研究報告として市長をはじめ関係者に対して市産品のブランド化に対して報告をさせていただき、今年は引き続いて対象を
「検証・新潟産業の実力”その強さのDNAは”」として、主に工業の強さを研究しました。 現在は成果を、市職員の方や商工会議所の方々、新潟の関係者などへ数回に分けて報告、プレゼンテーションしています。(レポートは下記URLからダウンロードできます)
http://www.city.niigata.jp/info/toshi_ken/

日本を活性化させるためには地域経済の刺激や鼓舞が必要です。特に新潟は実力や魅力がありながら、一般に認知が低いため、その強みをそのDNAから説き起こして認知を向上させ、元気になってもらいたいという想いが込められています。新潟県はGDPベースで約9兆円。関東、中部、関西経済圏の3大地域経済と、それに続く第2群である福岡、広島、静岡などに次ぎ、第3群ともいうべき経済規模で、全都道府県中14位と京都府に次ぐ実力であると知らされると、一般の方は意外に思われるでしょう。

この隠れた実力と、生い立ちを詳細な主要企業関係者へのインタビューと統計資料、アンケートによって分析しています。そして金融危機以降は、ここで改めて、”物づくり経済”=実物経済が再評価されるのではないか。また、国内食品の自給率の課題や食の安全が注目され、一次産業と二次、三次産業とのバランスの良い、「持続可能な成長」が見直される。そうしたとき、新潟モデルに焦点が当てられるのではないか ということを主張しています。

東京大学EMPは、今回「Visual Thinking」の解説とチャート化のスキル、加えて「共感をつかむプレゼンテーション」全般を講義しました。 また私が書き起こしたオリジナルケースを使ったプレゼンテーションの演習を行いました。平均年齢が45歳前後の部長から役員クラスの参加者が多いので、企業のトップマネージメントや複雑な利害関係者の説得のための、より実践的なスキルの習得が眼目。興味深い意見交換ができました。

名古屋商科大学ビジネススクールでは、土日を4日間、合計約6時間X4回で半期分の講義を集中して行いました。講義中のやり取りや反応は昨年と同様、活発で手ごたえを感じました。ただ、昨年と比較すると中部経済の落ち込みがひしひしと感じられる、懇親会でのやりとりが印象的でした。睡眠時間を削りながら土日を使い、家族にも負担が大きいコースに参加している方たちの成長と、活躍を祈らずにはおられません。

先ほど生徒からの評価点数がメールされてきましたが、33名の回答、5点満点で、全10項目の平均が4,87点。 特に

問2 「先生の話し方は明瞭で聞き取りやすかった。また、プレゼンテーションも適切で
分かり易かった。」   が4.91点

問3 「各回の授業の重点は分かりやすく工夫されていた。」 が4,94点

問10 「私はこの授業に満足した。」  が4.91点 ということで重要なポイントは高得点でした。

また、全講師の平均点と昨年の私の点数を上回っているので、「進化あり」として、良い評価でした。

反面
問6 「先生は積極的に質議討論を促した。」は4.73ポイント と10問中最低点。プレゼンの講義なので丸2日は参加者に実際にプレゼンテーションをしていただきましたが、講義中は私がしゃべりすぎ、討議は少なかったのが問題だったようです。今後の改善ポイントです。

4月は充電と、今年度を方向づける思索の月となりました。