本の執筆企画2つ
ここ数ヶ月の間に2社から本の執筆の話があった。
1つはプレゼンテーション関連。既に刊行した本の続編になるので、今回何を新しい要素として加えていくかが鍵になる。現段階の構想としては現行本の評価の高かったポイントを継承すること。読者が自分が置かれている現実感のある状況思い浮かべてプレゼンテーションのコツを学べること。悩みに対する具体的解答を提示すること。今回は前回の1つの設定に加え、あと2つのシーンを想定している。①は時間を十分与えられている社内の上司向けフル・プレゼンテーションの設定。②はトップマネージメント向けのショートプレゼン。日本ではパワーポイントを使わないプレゼンも多いのでそれに対する対処法。③は対外的なエンターテーメント要素も入ったインパクト重視のプレゼンテーション。プレゼンテーションで共感を得て成功する為の要素として「訴求信頼」「合理訴求」「感情訴求」の3要素を必須条件と考えているが、それぞれの場面でそのさじ加減をどうすべきか?ということを解説していきたいと考えている。
2つめはマーケティング関連。マーケティングを学びたい若いビジネスパーソン向けの本で、通勤途中でも気軽に読めて、実務にそのまま使えるような内容にしていく企画である。マーケティング全般を広範囲に教科書的に書くのではなくテーマを絞り込んで、デフレ経済下での安値我慢比べを脱却する為のヒントとして具体的なターゲティングとポジショニング、マーケティングミックスの組み合わせを解説したい。BBT大学や、教えているビジネススクールの学生に読んでもらいたい想定イメージを持って書くつもりだ。
どちらの企画もここ数ヶ月が山になるはずで引き受けるには勇気が必要だったが、編集の方との打ち合わせをしていくうちにその気になってしまった。これまでお付き合いがあった出版社の方、ある研修でお会いした縁で企画を立ちあげてくださった方、それぞれの担当者の思いがその気にさせてくれた。
元来多少無理矢理目標設定して自分を追い込んで行かないと事を成さない性分なので、今回も自分を追い込む事にした次第。
もう逃げられない。