column コラム

ビジネス・ブレークスルー大学 入学式

本日BBT大学のマーケティングの教授に就任する就任式と、第一期生の入学式に参加してきました。 大前学長の弁によれば「文部科学省が昨年のクリスマスに大学設立の許認可をおろしてくれた。粋なクリスマスプレゼントだった」とのこと。その後今年1月から入学案内を告知して、たった3ヶ月で目途を超える入学者が230名集まったのです。18歳から62歳までの生徒です。所在も国内外様々。高校からの卒業生だけでなく医師や会計士などのプロフェッショナルや、自営業者、企業の社員も入学しました。 大学の設立趣旨には「教えない大学」とあります。「Teach」でなく自ら「Learn」ということが詠われている。エア・キャンパスというブラウザとコンテンツのストリーミング技術、入学者全員へのiPod配布によって、国境も時間も超えて学び、集団知を培うことができる。 大前学長の激励や、来賓の武田薬品工業株式会社の長谷川社長、大塚ホールディングス株式会社の樋口社長のご挨拶にもありましたが、BBT大学一期生は海のものとも山のものともわからない大学を選択した「リスクテイカー」です。一流といわれる大学を卒業しても就職が困難な状況で、かつグローバリゼーションの進展によってこの状況は悪化の可能性が高い。だからこそBBT大学の設立趣旨に賛同し、自己研鑽を続けた生徒は価値がある。両社長はその意義に期待をしていただいたようです。実際に新入生の代表で挨拶をされた女性の言葉は、進路指導の先生から反対されながらもリスクを取ることを恐れずBBT大学を選択した並々ならぬ決意を感じ取ることができて、これからの期待が膨らみました。 関係者によれば、入学希望者の中には大前学長のことを知らなかったものも多くいたそうです。これはつまり大前さんのネームヴァリューだけでなく、真に働きながらグローバルに戦える経営を学ぶニーズがあるということでしょう。 ここで教えることは、また2010年の私の新しいチャレンジとなります。