column コラム

新事業提案プロジェクトの最終プレゼン

ある企業の若手リーダー育成プログラムとして、この6ヶ月間かけて新規事業の提案をする最終プレゼンテーションが本日行われました。終了後打ち上げに参加して、先ほど帰宅しました。

特筆すべきことは、6チームの新事業提案のうち3つはチームメンバーが引き継いで、現実のビジネスになるかどうかFeasibility Study にこぎ着けたこと。人事部長が、プレゼン終了直後に担当部署の役員に働きかけ、人事異動の可能性も含めて言質をとってくださいました。

参加された数名の役員と上層部の方たちとの質疑も真剣なやりとりがあり、「これ、部門横断でちゃんとやるべきだ。俺もバックアップするから」 といったような言葉が専務の口から出ました。

私の目にも、今後FSで詰めれば収益につながりそうなプランがいくつかありました。ビジネスモデルのユニークさや経済計算の精緻さも重要ですが、何より 「折角この会社に入ったからには、自分でビジネスを立ち上げてみたい」という参加者の思い入れがビジネスの推進力となります。今回はその想いがある参加者が、それぞれのチームにいたことが大きかった。

単なる研修の枠を超えてAction Learning を実践していく、このようなクライアントのお仕事は、コンサルタント冥利に尽きます。

一人一人に今回の6か月で学んだことをスピーチしていただきましたが、「ビジネスマンとして、新聞の読み方から、モノの見方、生活が変わった」「体験したことを、今後の仕事に早速活かしたい」という、参加者の言葉が、私への何よりの報酬となりました。