パンデミックとAISAS的考察
パンデミックの話を書いたその後、この件でいくつかの大手企業人事担当者と対策法に関し話をしてみました。
私の相対する人事担当者の多くは教育や研修担当なので、少々分野は異なるのですが人事全体としての取り組みは進んでいるようです。ただ、濃淡はあってマスクを準備している会社から、従業員への案内を徹底し、ことが起きてからの行動まで指示しているところまで様々。
ところで、3M社のN95のマスク9211が買いにくくなっているようです。WEBのサイトから、私もしばらく待たされて先日商品が届きました。次の入荷は1月とのこと。少しづつ一般的にも、このことの深刻度合が知れ渡ってきているのかなあ と思っています。マーケティング的に言うと、
Attention "A"レベルは、夏ごろから一応あったのですが、
Interest 3週間前から、医者からの口コミにより"I"として、自分の問題として考えるようになり、
Search 直ぐに"S"をWEBでしてみたら案外深刻なことが理解され
Action あわてて高性能なマスクを買いだした"A"。そしてわたしはここでその経験をこのサイトで
Share 現在"S"をしてます。
かなりアクションまでの時間が長い。これは事を「自分ごと」に感じられるかどうかのよるもの。「関与度」の違いによるものです。この関与度は得ている情報の質・量と、個人の経験や性向によるものでしょう。
水や食料、果ては鍋料理用ガスボンベまで買い込んだのですが、こういった購買行動がどれほど一般化しているのかが気になります。これがタミフルやリレンザまでは簡単にできないわけです。パニックを起こして、全ての商品を抱え込むような過剰対応は、かえって社会効率性を損なうことになるでしょう。ですからここでの私のささやかな SHAREがどのような社会的意義を持つのか、考えさせられます。
悩みつつ、でもあなたにメッセージを送ります。私はとりあえずG-Mailのアラートで鳥インフルエンザ関連のニュースを送ってもらうようにしました。正確な情報こそ一番SHAREすべきだと思います。
政府のURLは下記のものです
新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議(第22回)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/dai22/dai22.html