column コラム

「マーケティングのフラット化」講演

日立製作所が主催するHiMD Open Dayというセミナーが7月4日、東京ビックサイトで開催されます。これは日立グループ各社の方だけでなく一般の方にも門戸が解放されたセミナーで、古川社長のオープニングスピーチに続いて数々の著名なスピーカー(主に大学の教授ですが)の講演があります。

今年は私にも依頼があって、「マーケティングのフラット化」について90分講演することになりました。WEB2.0というキーワードだけが独り歩きして、最近はあのDOCOMOも2.0!とTVCFで連呼している状況です。2.0マーケティング関連の図書も目白押し。

インターネットビジネスの会社では変化が大きいでしょうが、掛声は大きくても、それ以外の会社の、本当に悩みの深いマーケティングの実務家が何から手をつけるべきか?は明確ではありません。そこでクライアント顧客のマーケティングの現場でここ数年で私が体験したことを踏まえて考えを述べたいと思っています。

まずは通常のオーソドックスなマーケティング・マネージメントと、何が、どう違うのかを解き明かせればと思います。ただ、受講者が通常のマーケティングをどこまで理解しているか、または2.0的なことを実践しているかによって、内容の幅がぶれそう。悩みながらそのレジュメをここ数日で完成させたいのですが思ったより時間がかかりそうです。

ちなみに消費者、企業がメディア化することによってフラット化するのは

  • 調査、分析と仮説・検証のプロセス・・・プロとアマの境界
  • ターゲッティングの考え方
  • 商品開発プロセス
  • 情報の送り手と受け手の関係・・・コミュニケーションとチャネル構築

だと思っています。

開高健いわく「アマチュアの心でプロの技」を持たないとダメなんだね・・・